技術・技法
1
次の技術又は技法により製織されたかすり織物又はしま織物若しくはこれに類する織物とすること。
(1)
先染めの平織りとすること。
(2)
たて糸に使用する糸は生糸(山繭糸を含む。)、玉糸又は真綿の手つむぎ糸とし、よこ糸に使用する糸は玉糸又は真綿の手つむぎ糸とすること。
(3)
よこ糸の打ち込みには、「手投杼」を用いること。
2
かすり糸の染色法は、「手くくり」によること。
工芸品名 | 信州紬 |
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よみがな | しんしゅうつむぎ |
工芸品の分類 | 織物 |
主な製品 | 着物地、帯、羽織 |
主要製造地域 | 長野市、松本市、上田市、岡谷市、飯田市、駒ヶ根市他 |
指定年月日 | 昭和50年2月17日 |
主な商品は、着物用の「反物」と「帯地」の2つで、様々な色柄のものが生産されています。特に、100%山繭で作った山繭紬はここだけの特産品です。
信州紬は、先染めの平織物です。経糸に使用する糸は生糸または山繭糸、さなぎが2個入っている繭からたぐり出した玉糸、真綿の手紡ぎ糸(てつむぎいと)のどれかとし、緯糸には玉糸か真綿の手紡ぎ糸を使い、緯糸の打ち込みには手投げ杼(ひ)を用います。また、絣糸の染色は手括(くく)りによります。