技術・技法
次の技術又は技法により製織された織物とすること。
(1)
先練り又は先染めの平織りとすること。
(2)
たて糸に使用する糸は生糸とし、よこ糸に使用する糸は「座繰り」による玉糸とすること。
(3)
よこ糸の打ち込みには、「手投杼」又は「引杼」を用いること。
工芸品名 | 牛首紬 |
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よみがな | うしくびつむぎ |
工芸品の分類 | 織物 |
主な製品 | 和装用品、着物地、帯、小物類 |
主要製造地域 | 白山市 |
指定年月日 | 昭和63年6月9日 |
石川県牛首紬生産振興協同組合
〒920-2501
石川県白山市白峰ヌ17
TEL:076-273-2400
FAX:076-273-4414
2匹の蚕が共同で作る玉繭(たままゆ)から作られる、太くて節のある玉糸を使って織り上げるのが特徴です。玉糸特有の節と独特の光沢は、白生地のままよりも、染め上げることで、野趣に富んだ優雅さと、素朴な民芸調の味わいが表れます。
玉繭の選別から始まり製糸、撚糸、精練、染色、製織等大きく分けて14の工程の多くを手仕事による一貫作業で行い、その工程には伝統の技が生かされています。特に糸作りは製品の良し悪しを決定する重要な工程です。