技術・技法
1
次の技術又は技法により製織された紋織物とすること。
(1)
先染めの平織りとすること。
(2)
よこ糸の打ち込みには、「手投杼」を用いること。
(3)
紋は、「花綜絖」又は「縫取り杼」を用いて表わすこと。
2
かすり糸を使用する場合には、かすり糸の染色法は、「手くくり」によること。
工芸品名 | 読谷山花織 |
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よみがな | ゆんたんざはなうい |
工芸品の分類 | 織物 |
主な製品 | 着物地、テーブルセンター、帯 |
主要製造地域 | 中頭郡読谷村 |
指定年月日 | 昭和51年6月2日 |
読谷山花織事業協同組合
〒904-0301
沖縄県中頭郡読谷村字座喜味2974-2
TEL:098-958-4674
FAX:098-958-4674
可憐で細やかな花模様を色糸で浮かせ、これに絣の風合いをあしらった南国情緒あふれる織物です。模様には、綜絖花(そうこうはな)、手花(てばな)、絣等があり、反物では綜絖花と絣、帯地と手巾(ていさじ)では綜絖花と手花と絣というように、製品によって組み合わせが変わります。
緯糸の打ち込みには手投げ杼(ひ)を使い、紋織は花綜絖または縫取り杼を用います。絣糸は手括(くく)りで染料には琉球藍、シャリンバイ、フクギ、サルトリイバラ、シブキ等の植物染料を使って染色します。機仕かけをした地経糸と経絣糸に花綜絖をかけ、高機(たかはた)で製織します。