技術・技法
1
色彩及び図柄は、小紋調とすること。
2
型紙は、柿渋を用いて手漉和紙をはり合わせた地紙又はこれと同等の地紙に彫刻したものとすること。
3
型付けは、手作業により柄合わせすること。
4
地染めは、引き染め又は「しごき」によること。
5
なせんのりは、もち米粉に米ぬか及び食塩等を混ぜ合わせたものとすること。
工芸品名 | 東京染小紋 |
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よみがな | とうきょうそめこもん |
工芸品の分類 | 染色品 |
主な製品 | 着物地、羽織 |
主要製造地域 | 千代田区、新宿区、世田谷区、豊島区、練馬区他 |
指定年月日 | 昭和51年6月2日 |
東京都染色工業協同組合
〒169-0051
東京都新宿区西早稲田3-20-12
TEL:03-3208-1521
FAX:03-3208-1523
■映像
手技TEWAZA「東京染小紋」
■海外から産地訪問
東京染小紋~産地訪問記事
小紋染に用いる型紙は、伊勢形紙が用いられ、熟練した技術者によって手彫りされています。東京染小紋は、長い伝統に培われた技術によって生み出され、その微妙な幾何学模様と、単色でも粋で格調高い趣を持つところに特徴があります。
良質の手漉き(す)和紙を柿渋で張り合わせた「地紙」にキリ、小刀等を使って模様を彫って型紙を作ります。長い板に白生地を張り、その上に型紙をのせて上にヘラで防染糊を置いていきます。生地を板からはがし、地色のついた糊を大きなヘラで、塗り付けて地色染めします。糊の中の染料を生地に定着させるため、地色糊が乾かないうちに蒸します。糊や余分な染料を落とすため、念入りに水洗いをします。