行田足袋

埼玉県行田市において生産される行田足袋は、江戸時代の中頃から特産品としてその名が知られるようになり、江戸や東北地方にも出荷されました。明治時代後半にミシンが導入されると生産量が増加し、行田は全国一の足袋の産地となりました。現在まで長い伝統を保持し、和装文化に欠かせないアイテムとなっています。

  • 告示

    技術・技法

     

    1
    縫製は、次の技術又は技法によること。

    (1)

    「爪縫いは、爪先部分の甲と底を縫い合わせること。この場合において、指の収まりがよくなるよう、ふくらみをつけながら立体的に縫い合わせること。

    (2)

    「廻し」は、爪先以外の甲と底を縫い合わせること。この場合において、「オヤ」及び「ヨツ」の表地及び裏地を指先で固定しながらずれないように縫い合わせること。

     

    2
    「仕上げ」は、「チャセン」、「ツッコミ棒」及び「カエシ棒」を用いて裏側から表側に返した後、「ボッキ」、ヘラ、木槌(きづち)及び仕上げ台を用いて形を整えること。

     

    原材料

     

    1
    生地の素材は、木綿とすること。

     

    2
    コハゼは、真鍮若しくはアルミ又はこれらと同等の材質を有するものとすること。

概要

工芸品名 行田足袋
よみがな ぎょうだたび
工芸品の分類 その他繊維製品
主な製品 足袋
主要製造地域 行田市
指定年月日 令和元年11月20日

連絡先

■産地組合

「行田足袋」振興会
〒361-0077
埼玉県行田市忍2-1-8
行田商工会議所内
TEL:048-556-4111
FAX:048-556-0059

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