技術・技法
1
成形は、ろくろ成形、たたら成形、押型成形又は手ひねり成形によること。
2
素地の模様付けをする場合には、へら目、櫛目、透かし彫り、はり付け又は「彫り」によること。
3
塗り土をする場合には、「とも土」によること。
4
火だすき、「胡麻」、「桟切」、「牡丹餅」、「伏せ焼」又は「青備前」を焼成により出現させること。
工芸品名 | 備前焼 |
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よみがな | びぜんやき |
工芸品の分類 | 陶磁器 |
主な製品 | 食器、酒器、茶器、花器、置物 |
主要製造地域 | 備前市、岡山市、瀬戸内市 |
指定年月日 | 昭和57年11月1日 |
協同組合岡山県備前焼陶友会
〒705-0001
岡山県備前市伊部1657-7
TEL:0869-64-1001
FAX:0869-64-1002
■映像
手技TEWAZA「備前焼」
■海外から産地訪問
備前焼~産地訪問記事
素朴で重厚な作風、土味の持つあたたかさ、使い勝手のよさに特徴がありますが、最大の特徴は窯変(ようへん)にあると言えます。焼く時の窯の中の状態によって、焼き物の色や表面が変化する自然の産物である窯変のために、備前焼は全く同じ作品がニつと作れない自然の芸術となっているのです。
備前焼は釉薬(ゆうやく)を使わず、絵付けもしないで、焼き上げます。窯は登り窯で、燃料には赤松を使用し、約1230度の高温で、窯の大小により期間は異なりますが、約2週間前後薪を焚き続けます。その間、窯の中で作品の表面が、高熱と炎や灰などの作用を受けて変化するのが窯変です。