技術・技法
1 胎土は、湿式においては水簸をして製造すること。乾式においては水簸せず製造すること。
2 成形は、ろくろ成形によること。
3 釉掛けは浸し掛け又は流し掛けによること。この場合において使用する釉薬は、姫田粘土・石灰・土灰・長石・珪石・鉄を調合したものとすること。
工芸品名 | 大谷焼 |
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よみがな | おおたにやき |
工芸品の分類 | 陶磁器 |
主な製品 | 酒器、かめ、鉢 |
主要製造地域 | 鳴門市 |
指定年月日 | 平成15年9月10日 |
大谷焼陶業協会
〒779-0302
徳島県鳴門市大麻町大谷字西台3番地
大麻町商工会内
TEL:088-689-0204
FAX:088-689-0213
■映像
手技TEWAZA「大谷焼」
大谷焼は、徳島県鳴門市大麻町において、約200年前から焼き続けられている四国を代表する陶器の一つです。 身の丈ほどもある甕や睡蓮鉢の大物陶器の製作には、「寝ろくろ」(二人一組となり一人が成形を担当し、一人が寝ころび足で蹴ってろくろを回す)を使用して成形するのが特に有名で、それを焼く登り窯の大きさは日本一とも評されています。 また、酒器は精巧なろくろ技術により、非常に薄手でありながら丈夫であることが特色です。
大谷焼は、堆積粘土で鉄分が多い萩原粘土、讃岐粘土及び姫田粘土を主原料として、姫田粘土、石灰、土灰、長石、珪石、鉄を調合した釉薬を使い、浸し掛け、流し掛けにより釉掛けします。大谷焼の主要工程は、粉砕、篩、水簸、土練、混和、成形、乾燥、生掛け、素焼、施釉、窯詰、焼成、検品で、それぞれの工程が手作業で行われ、ろくろ、こて、亀板、布、かんな、なめし皮、切り糸、刷毛、柄杓といった昔ながらの道具が使われてます。