技術・技法
1 木地に対する彫刻は、次の技術又は技法によること。
(1)モレウノカ、アイウシノカ、シクノカなどのアイヌ文様を彫り込む「文様彫り」をすること。
(2)文様と文様の間のスペースをラムラムノカ(ウロコの形)で埋める「ウロコ彫り」をすること。
工芸品名 | 二風谷イタ |
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よみがな | にぶたにいた |
工芸品の分類 | 木工品・竹工品 |
主な製品 | 盆、小物 |
主要製造地域 | 沙流郡平取町 |
指定年月日 | 平成25年3月8日 |
二風谷民芸組合
〒055-0101
北海道沙流郡平取町二風谷77-14
一般社団法人 びらとりウレㇱパ
TEL:01457-3-7501
FAX:01457-3-7502
木製の浅く平たい形状のお盆で、日常生活で長く使用できる実用品でありながら、モレウノカ(うずまき・形を模したもの)、アイウㇱノカ(刺がある・形を模したもの)、シㇰノカ(目・形を模したもの)などのアイヌ文様、ラㇺラㇺノカ(ウロコ・形を模したもの)と呼ばれるウロコ彫りが施されている、美しさも兼ね備えた工芸品です。
※アイウシノカの「シ」、シクノカの「ク」、ラムラムノカの「ム」はアイヌ語表記上小文字で表します。
①原木を板状に製材し、3~4年間自然乾燥させる。 ②板取り(板の表面を平らにして、製作するサイズに切る。) ③型取り(荒削りをして、底、角を整える。) ④文様彫り(下絵を描き、下絵に沿って線彫りをする。文様の陰影を深めるようにくぼみを彫り、彫りの表情を豊かにするため、主要な文様の周囲に二重線を入れる。) ⑤ウロコ彫り(枡目に刻み、彫り起こす。)