技術・技法
1
成形は、刃物鋼を炉で熱し、鎚打ちによる打ち延ばし及び打ち広げをすることにより行うこと。
2
鎌は、片刃とすること。
3
鎌にあっては、「樋」、「芝付け」及び「つり」を、片刃鉈にあっては、「樋」を付けること。
4
焼入れは、「泥塗り」を行い急冷すること。
5
「刃付け」、「研ぎ」及び「仕上げ」は、手作業によること。
工芸品名 | 信州打刃物 |
---|---|
よみがな | しんしゅううちはもの |
工芸品の分類 | 金工品 |
主な製品 | 鎌、包丁、なた |
主要製造地域 | 長野市、千曲市、上水内郡信濃町、飯綱町 |
指定年月日 | 昭和57年3月5日 |
信州打刃物工業協同組合
〒389-1312
長野県上水内郡信濃町富濃584-1
TEL: 026-255-6391
FAX: 026-255-6391
1本1本の鎌・包丁は鍛造された後、打ちのばされるため強靱な刃物になります。鎌は、刃の巾が広く「芝付け」「つり」により柄を水平に持っても鎌身が斜めに立ち、刈り取られた草を手元に寄せられるのが特徴です
刃物になる鋼を炉で熱し、鎚(つち)打ちによる打ちのばし、打ち広げをして形を作ります。鎌は片刃で、「芝付け」「つり」、なたは、片刃なたには樋という細長い溝を付けます。焼き入れは、泥塗りという作業を行い急冷します。刃を付け、研いで仕上げる作業は手作業で行います。