千葉工匠具

千葉県

砂鉄の産地である房総半島は古代より製鉄・鍛冶が行われ、江戸時代には大規模な河川工事、新田開発のほか、酪農や軍馬の育成といった畜産も盛んになったことから、必要な工匠具の製作技術が発展した。明治維新後は作る道具の幅も広がり、工匠具の産地として全国に知れわたった。

  • 告示

    技術・技法

     

    1
    成形は、次のいずれかによること。

     

    (一)
    鋏(はさみ)にあっては、鎚(つち)又は鑢(やすり)を用いた「刃合わせ」を行うこと。

     

    (二)
    鋏以外の製品にあっては、鎚又は鏨(たがね)を用いた「叩き造形」又は「型切り造形」を行うこと。

     

    2
    焼き入れを行う場合は、水又は油で急冷すること。

     

    3
    焼き戻しを行う場合は、水又は油で冷却すること。

     

    4
    「歪取り」、「研ぎ」及び「仕上げ」は、手作業によること。

     

    原材料

     

    使用する素材は、鉄、炭素鋼若しくは鉄及び炭素鋼又はこれらと同等の性質を有する金属であること。

概要

工芸品名 千葉工匠具
よみがな ちばこうしょうぐ
工芸品の分類 金工品
主な製品
主要製造地域 船橋市、館山市、松戸市、野田市、成田市、柏市、市原市、流山市、鴨川市、鎌ヶ谷市、君津市、南房総市、香取市、いすみ市、印旛郡酒々井町
指定年月日 平成29年11月30日

連絡先

■産地組合

千葉県打刃物連絡会
〒277-0931
千葉県柏市藤ヶ谷369-10㈱五香刃物製作所内
TEL: 04-7193-0271 
FAX: 04-7193-0272

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