技術・技法
1
使用する石材は、「こもりきず」又は「くさり」のないものとすること。
2
型造りには、「のみ」、「たたき」、「こやすけ」及び「びしやん」を用いること。
3
多重塔の相輪と笠の接合は、ほぞ接ぎによること。
4
彫りは、「のみ」、「こべら」又は「びしやん」を用いる浮き彫り、筋彫り又は透かし彫りとすること。
5
仕上げは、「こべら仕上げ」、「つつき仕上げ」、「たたき仕上げ」、「びしやん仕上げ」又は「むしり仕上げ」によること。
工芸品名 | 岡崎石工品 |
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よみがな | おかざきせっこうひん |
工芸品の分類 | 石工品 |
主な製品 | 灯籠、多重塔、鉢物 |
主要製造地域 | 岡崎市 |
指定年月日 | 昭和54年8月3日 |
岡崎石工団地協同組合
〒444-0936
上佐々木町梅ノ木48
岡崎石工団地協同組合内
TEL:0564-31-3823
FAX:0564-31-1685
主な製品である石灯籠は、単純な美しさを持つ直線や曲線が、交差することによってさらに色々な線と面を構成しています。高度な手法を使った飾り付けの彫刻は、石工品に繊細さと優美さを与えています。
立灯籠は、岡崎花崗岩(かこうがん)を原料とします。彫りを変化させる部分の境界線を原石に描く「墨出し」は、差曲(さしがね)を用いて行い、こやすけ、のみ、叩き、びしゃん、小べら等の道具を使って仕上げ、下から地輪、柱、受、火袋、笠、玉とのせ上げて据え付けます。