技術・技法
1
使用する石材は、「硯」、「よもぎ」、「かたがり」、「腐れ」、「肌石」又は「砂袋」のないものとすること。
2
型造りには、「手斧」、「つるはし」、「三本刃」及び「のみ」を用いること。
3
各部の接合は、笠と火袋との接合部を除き、ほぞ接ぎによること。
4
彫りは、「のみ」を用いる浮彫り、筋彫り、透かし彫り又は丸彫りとすること。
5
仕上げは、「みがき仕上げ」、「つつき仕上げ」、「たたき仕上げ」、「がんがん仕上げ」又は「なぐり仕上げ」によること。
工芸品名 | 出雲石燈ろう |
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よみがな | いずもいしどうろう |
工芸品の分類 | 石工品 |
主な製品 | 庭園用石燈籠、神社仏閣奉納用石燈籠 |
主要製造地域 | 境港市 島根県/松江市、出雲市 |
指定年月日 | 昭和51年6月2日 |
来待石灯ろう協同組合
〒699-0404
島根県松江市宍道町東来待1644-1
TEL:0852-66-0274
FAX:0852-66-0274
鳥取県石灯籠協同組合
松江石灯ろう協同組合
細かい粒子がしっかり詰まっている石質の原石のため、気品高く柔らかで優美な作品が出来ます。色合いが良い上に、早く苔が付いて古色を帯び、自然と良く調和します。さらに寒さや、熱さに強く、徳川時代初期の作品が現代まで残っているように、長年の風化に良く耐えます。
各部位の型作りは「手斧」「つるはし」等を用いて、丸み、勾配、稜線等のバランスを取ります。彫刻、加飾では、のみを用いて「浮彫り」等を施します。そして表面の仕上げは特殊な工具用法によって、石肌を、滑らか、粒状、鮫肌状、原石状等、作品に合わせて整えます。