いずみガラス

明治10年(1877年)に大阪府和泉(いずみ)市にガラス玉の製造技術が伝来し、ガラス製品の製造が開始されました。「いずみガラス」は、「大阪府和泉市の職人により製造された原材料の色ガラス棒、及びランプワークで製作された造形物等のガラス製品」を指します。軟質ガラスを素材としているため、ガラスでありながら丸みを帯び、温かみが感じられる質感であることが特徴的です。

  • 告示

    技術・技法
    1 色ガラス棒(透明色を含む)の製造にあっては、窯で溶解したガラスの塊を取り出し、レンの上に細長く引き伸ばすこと。

    2 成形は、次の技術又は技法によること。
    (1)ランプを使用すること。
    (2)数本束ねた色ガラス棒をランプで溶かし、取り棒に巻き取って成形すること。
    (3)必要に応じてコテ、ヤットコ又はピンセット等を用いること。

     

    原材料
    1 ガラスの素材は、珪砂、石粉及びソーダ灰又はこれらと同等の材質を有するものとする。

    2 着色、劣化防止及び溶解温度の低温化を施す場合における添加物は、酸化金属又はこれと同等の材質を有するものとする。

概要

工芸品名 いずみガラス
よみがな いずみがらす
工芸品の分類 その他の工芸品
主な製品 置物(動物、人形、箸置き、網目細工の宝船など)、箸置き、風鈴など
主要製造地域 和泉市
指定年月日 令和6年10月17日

連絡先

■産地組合

日本人造真珠硝子細貨工業組合
〒594-0006
大阪府和泉市尾井町2-2-19
TEL: 0725-41-2133
FAX: 0725-41-2135

https://jpga-izumi.com/

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