奈良時代、唐から雅楽と共に伝来した十三絃の琴を改良されてできた楽器です。職人が精魂込めて製作した琴からは優しい音色が奏でられ、聞く人の心を和ませます。素材には木肌が美しく狂いの少ない桐が使われ、専用の道具(鉋・鑿・鋸・鑢)で作られます。古来より東洋であがめられてきた龍を型取っており、非常に位の高い楽器とされています。
技術・技法 1 胴作りは、次の技術又は技法によること。 (1)甲裏は、「荒ぐり」した後、手作業による仕上げをすること。 (2)仕上げでは、鉋を用いること。 2 甲焼きは、次の技術又は技法によること。 (1)甲及び裏板は、鏝を用いて焼き上げること。 (2)甲及び裏板の「みがき」は、うずくりを用いること。 3 角は鋸、鉋、のみ及びやすりを用い、一本造りとすること。
原材料 胴は、キリとすること。
東京邦楽器商工業協同組合
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