2018/3/9(金)

陶芸界に功績、惜しむ声 中島宏さん通夜に300人

 青磁の重要無形文化財保持者(人間国宝)で7日に76歳で亡くなった中島宏さんの通夜が8日、武雄市武雄町のアクロスウィル武雄斎場で営まれた。約300人が参列し、独自の「青」を追い求め、陶芸界に大きな功績を残した中島さんとの別れを惜しんだ。
 青磁をイメージした祭壇に、中島さんがお気に入りだった少し斜めに構えた写真が飾られた。10年ほど前の映像が流れ「相手は土と火。思い通りにはいかない。でも、たくさん仕事をしていると、たまにご褒美でいいものができる」と語る姿にうなずく人もいた。
 中島さんの後任として日本工芸会副理事長を務める白磁の人間国宝、前田昭博さん=鳥取県=は「『いい作品を公平に評価しよう』と審査を改革された。純粋に日本の工芸を考える頼りになる先輩だったのに」と惜しんだ。
 人間国宝になる際に真っ先に報告したという小石原焼の福島善三さん=福岡県=は「昨年10月の福岡の個展で『いろいろ昔話を教えてやる』と言われていたのに聞けないままになった。カリスマ性のある別世界の人だった」と悔やんだ。
 葬儀は9日午前11時から同斎場で執り行われる。

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