伝統工芸 青山スクエア

2018/4/23(月)

朝鮮半島出身「有田焼の母」 29日に佐賀で像除幕式

 壬辰倭乱(文禄・慶長の役)の際に朝鮮半島から日本に連れて行かれ、後に「有田焼の母」と呼ばれるようになった女性陶工・百婆仙(ペク・パソン、1560~1656)をたたえる像の除幕式が佐賀県で開かれる有田陶器市の開幕に合わせ29日に行われる。韓国陶芸協会などが22日、明らかにした。
 像の製作や除幕式は韓日両国が共同で進めてきた百婆仙に関する記念事業の一環で、陶磁器づくりで有名な利川などの都市を持つソウル近郊の自治体・京畿道も約1億3000万ウォン(約1300万円)を支援した。
 既に完成した像は高さ1.8メートルでチマチョゴリ(女性用の朝鮮の伝統衣装)を着た百婆仙が茶碗を手に持っている。
 百婆仙は陶工だった夫と日本に渡り、有田近郊の武雄で陶磁器をつくった。夫の死後、900人の朝鮮半島出身の陶工を引き連れ、有田に移住し、世界的に有名な有田焼を完成させたとされる。
 韓国陶芸協会と共に像の製作に携わってきた朝鮮陶工記念事業会のユン・テウン会長は「日本の陶磁の発展は朝鮮侵略によって成されたという歴史的事実を知ってもらい、国民が陶磁の歴史を振り返る契機になってくれれば」と話す。

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