伝統工芸 青山スクエア

2018/5/31(木)

「日本伝統工芸染織展」岡山で開幕 人間国宝らの着物や帯78点

 全国有数の染織公募展「第52回日本伝統工芸染織展」(日本工芸会、山陽新聞社など主催)の岡山会場が30日、岡山市北区表町、天満屋岡山店6階葦川(いせん)会館で始まった。各地の暮らしに根差し、受け継がれてきた豊かな「衣」の文化が、訪れた人々の目を喜ばせている。
 染めと織りの優れた技を保護し、後継者を育てる狙いで1964年より開催。今回は入賞・入選作69点に友禅、刺繍、紬織などの重要無形文化財保持者(人間国宝)らの作品を加えた計78点の着物、帯、帯締めなどを展覧している。
 最高賞・文部科学大臣賞に選ばれた上原晴子さん(京都市)の「紬織着物『熊野路の秋』」は、熊野古道を歩いた印象をリズムと色があふれるデザインにまとめた。奨励賞・山陽新聞社賞を受けた松山好成さん(三重県名張市)の「組紐『色遊び』」は、孫が色鉛筆で楽しそうに引く線に触発されたという。
 伝統の技と現代人の感性が溶け合う優作がそろい、入場者は一点ずつゆったりと鑑賞。島根県松江市の女性は「毎年のお花見のように、この時季の開催を心待ちにしています。色や質感がどれもきれいで、見ているとうれしくなってしまう」と話していた。
 6月3日まで。入場無料。

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