2019/3/12(火)

「新たな特産つくる」=避難の悔しさバネに-福島の陶芸家・東日本大震災8年

 東京電力福島第1原発事故により避難指示区域に指定された福島県浪江町出身で、江戸時代から続く伝統工芸「大堀相馬焼」の陶芸家、志賀喜宏さんが避難先の郡山市で新たな窯元を営んでいる。「郡山で新たな特産品をつくりたい」。作品作りの原動力は、8年前の原発事故で避難を強いられた悔しさだ。
 2014年に開いた自宅兼工房には、郡山市内で採取された粘土を使用した陶器が並ぶ。「あさか野焼」と名付け、今年1月には優れた商品として市のブランド「一本の水路」に認証された。
 馬の絵が描かれる大堀相馬焼と異なり、シンプルなデザインが特徴だ。避難先で再び活動を始めた浪江町の窯元10軒のうち、新たな名前を用いるのは志賀さんだけという。「(大堀相馬焼の)原料、文化、コミュニティー、全てを原発事故で奪われた。『0からのスタート』という思い」を込めた。

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