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2019/4/19(金)

「令和」祝う新作の鉢 有田町の深川製磁が制作 扇と紅白の梅を描く [佐賀県]

明治期から皇室の器を作る有田町の深川製磁が、新元号「令和」にまつわる商品を発表した。深川一太社長は「今年の有田陶器市(29日~5月5日)は、新旧元号をまたぐ記念の節目」とし、「宮内庁御用達」の伝統の技を現代に受け継ぐ新作を制作した。

深川製磁は1910年から皇室に食器や記念の品を納品。新元号に臨んだ今回は、日本の美意識を「雅(みやび)」に求めて製品化した。新作「紅白梅扇面紋陽刻盛鉢」(直径26センチ、税別1万円)は伝統工芸士の小杉優春さんのデザインで、白磁に「末広がり」や「要」を意味する扇を散らした。扇面には青海波と慶祝の雲地紋を細かに描き込み、紅白の梅と若草色の枝で引き締めた。幹にはプラチナを入れ、角度で表情を変える様で「おくゆかしい日本の美感」を表現したという。

皇室用食器の絵付けに用いた「官窯染付(かんようそめつけ)」の作品も発表。皇室の象徴である菊をあしらった菊七宝文様の菓子器(ボンボニエール)や碗(わん)皿セットの受注制作も始めた。

深川社長は「代々にわたり言われてきたことは、皇室の器を手がけるのは技術継承のため」と話し、陶器市期間中は、同町原明の「チャイナ・オン・ザ・パーク忠次館」で職人の技を紹介する。

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