2019/10/30(水)

西さん(芸漆)受賞作など 石川県美術館で伝統工芸展

第六十六回日本伝統工芸展金沢展が二十五日、金沢市出羽町の県立美術館で始まった。陶芸、漆芸、染織など七分野の入選作のうち北陸三県を中心に三百四十二点を展示している。十一月四日まで。

 県内からは、漆芸の西勝広さん(64)=輪島市=が日本工芸会保持者賞を受賞。入選は六十八人で、うち四人が初入選。県内九人の人間国宝の作品も並ぶ。

 西さんは二〇一三年以来の受賞。受賞作の「沈金箱『梅花空木(ばいかうつぎ)』」は、丸みを持たせた箱全面に、プラチナ箔(はく)を使った沈金で白い花々が浮かび上がるように描いた。

 西さんは、作家として独立する前は文化功労者の故三谷吾一さんの門下生で、「師匠には絵心の大切さを学んだ。亡くなって頑張らなくてはと思っていたので、賞をいただきほっとしている」と話した。共に輪島で漆芸を学んだ鳥毛清さん(64)=穴水町出身、東京都=も都知事賞を受賞。作品同士が並んで展示されたことにも感慨深げだった。 (松岡等)

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