2019/11/21(木)

木村拓哉さんドラマに越前打刃物 「グランメゾン東京」主役が愛用

主役シェフは越前打刃物を愛用―。テレビドラマの日曜劇場「グランメゾン東京」(TBS系)で、俳優の木村拓哉さんが演じる敏腕シェフの包丁に福井県越前市の伝統工芸「越前打刃物」が採用されている。国内外の有名シェフが愛用する包丁を多数製造している高村刃物製作所=越前市池ノ上町=が特注の包丁3本を提供、ドラマの見どころでもある美しい料理の仕上がりに一役買っている。

ドラマは、フランスでミシュラン二つ星を獲得しながらも、失敗してすべてを失った日本人シェフが、東京で再び仲間とともに三つ星レストランを目指すストーリー。木村さんが演じる主人公の料理は、2007年から12年連続で三つ星を獲得し続けているフレンチレストラン「カンテサンス」(東京・品川)の岸田周三シェフが監修している。

数年前から同社製の包丁を愛用している岸田さんから同社の高村光一社長に依頼が舞い込んだのは2019年6月ごろ。「主人公は多くの包丁を使い分けるタイプではない」などのイメージを参考に、同社が筋引き包丁(刃渡り27センチ)、骨すき包丁(同15センチ)、ペティナイフ(同13センチ)の3本を提供した。

メーンの筋引きは、滑らかに食材を通り抜けるよう刃の表面に黒いフッ素加工を施した特注品で、岸田さんをはじめとする国内外の有名シェフが使用している。骨すき、ペティの2本は柄のフィット感などにこだわってドラマ用に作った。いずれも非売品。

多忙な岸田さんは、料理の監修を引き受けた理由について「ドラマを見て飲食業界を目指す若い人が増えてほしいから」と説明している。高村さんも「岸田シェフの熱い思いに共感した。越前打刃物の職人の立場から飲食業界の盛り上げに協力したい」と技術を惜しみなく注いだ。劇中に同社製の包丁が登場する度、ストーリー以上に食材や料理の断面に注目し、同社自慢の切れ味を確認しているという。

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