• Home
  • 伝統工芸ニュース
  • 錺金具の職人による「蚊遣器」が美しいと人気呼ぶ 「蚊取り線香使ってないけど欲しい」「守りたい伝統工芸」
2020/6/22(月)

錺金具の職人による「蚊遣器」が美しいと人気呼ぶ 「蚊取り線香使ってないけど欲しい」「守りたい伝統工芸」

置くだけで生活が豊かになりそうな美しさです。

 

 

伝統工芸品を手掛ける職人の技術が生かされた「蚊遣(かやり)器」がおしゃれでステキだと人気を呼んでいます。優美なデザインに心引かれる……。

 

 

 

 

 

金谷 勉 @ CEMENT PRODUCE DESIGN@cementblue
 

だんだんと暑くなってきて大嫌いな蚊が。蚊取り線香を使う道具で欲しいものがなかなか見つからない。でつくりました。寺社仏閣の金具を作る餝金具の職人と学生とで作った蚊遣(かやり)。電子機器もありますが、夏のアウトドアはせっかくなので蚊取り線香で。http://urx3.nu/fWw4 

Twitterで画像を見るTwitterで画像を見るTwitterで画像を見るTwitterで画像を見る
 
 
 

 商品名は「KUYURI(くゆり)」。寺社仏閣や仏壇の装飾金具を作る、錺(かざり)金具の職人さんの経験と知恵から生まれた蚊取り線香のケース(蚊遣器)で、円形のフタに植物が彫られています。さらにその繊細な線で描かれた植物部分は線香の煙が出る穴でもあり、近くで見ても離れて見ても美しいデザインとなっています。

 

 

 中には葉っぱデザインの線香立ても入っており、素材とタイプは「真鍮(艶)」と「銅(艶)」の全2種類。いずれも上品さと、日々の暮らしに寄り添うような優しさを感じます。なお、塗装などはしておらず、使い込むことで生まれる風合いの変化などを楽しめるとのこと。

 

 

 また夏に蚊取り線香を使わない人でも、ポプリやお香、小物入れとして使っても良さそうです。価格は各9000円(税別)。

 

蚊遣 蚊取り線香 錺金具 職人 京都 KUYURI
投稿した金谷さんもいろいろな使い方をオススメしています

 

蚊遣 蚊取り線香 錺金具 職人 京都 KUYURI
年中使えるようにと、モチーフは「ツル植物」に

 

 公開したのは、大阪・東京・京都を拠点に商業施設やメーカーのグラフィック・Web・プロダクトデザインを手がける会社セメントプロデュースデザインの代表を務める金谷勉(かなや つとむ/@cementblue)さん。同社は、全国各地の町工場や職人との協業プロジェクト「みんなの地域産業協業活動」で500を超える工場や職人たちと連携し、工芸の強み探しや流通を見据えた伴走など、製造業とデザイン業の持続可能な関係を作る活動に取り組んでおり、実店舗(東京都墨田区)で職人と交流できる企画なども実施しています。

 

 「KUYURI」は、金谷さんが講師を務める京都精華大学と、京都の錺製造会社・竹内との産学連携により誕生。その背景には、錺金具の技術継承が課題となっていることも関係している様子。YouTubeで公開された動画では、仏壇の需要が減少している中で、若い人を雇うのが難しいという現状を同社の竹内直希氏が語っています。

 

 そのため商品には「工芸を少しでも親しんでもらえたら」という思いもあるようです。ちなみに竹内では創業当初からのこだわりとして、必ず手作業で原版を起こしており、「KUYURI」も同様に作られているとのこと。

 

金谷 勉 @ CEMENT PRODUCE DESIGN@cementblue
 

餝金具の職人さんの仕事。

埋め込み動画
 
 
 

 

蚊遣 蚊取り線香 錺金具 職人 京都 KUYURI
一枚の金属の板に、槌で叩いて彫ったり穴を開けて作っていきます

 

蚊遣 蚊取り線香 錺金具 職人 京都 KUYURI
こちらは餝金具の職人さんによって作られた寺院仏具の「華鬘(けまん)」。極楽浄土の象徴である蓮の花が描かれています

 

 KUYURIはセメントプロデュースデザインが運営する「コトモノミチ オンラインストア」で販売されていましたが、Twitterで「欲しい」と話題になると間もなく売り切れに。現在は追加を急いでいるとのこと(来月入荷予定)。同ストアでは他にも、日本各地の町工場・工芸職人たちとの交流で生まれた特別なアイテムを販売中で、のぞいてみるだけでもそのアイデアや技術にワクワクできます。

 

金谷 勉 @ CEMENT PRODUCE DESIGN@cementblue
 

京都の伝統工芸、竹編み技術の職人は1人で1本の竹から細く割いて厚みを薄く削り揃えてから編み込みを始めていきす。とても手間のかかる工程で年に数回しか入荷しないのですが工芸を知ってもらえる機会をと思って竹素材を編んで作った小さなリングを作られました。http://ur0.work/mNwd 

Twitterで画像を見るTwitterで画像を見るTwitterで画像を見るTwitterで画像を見る
 
 
 

 

金谷 勉 @ CEMENT PRODUCE DESIGN@cementblue
 

【伝統工芸を普段使いできれば】京友禅の手描きの凄さを知ってもらうのは着物では高価なために難しい。工芸を広く知ってもらいたい、日常で使える物になれば良いのにと思って、若手の友禅職人と作ったフラグメントケース。4枚目の接写見てほしい(水滴は防水加工す)http://urx.blue/TzTw 

Twitterで画像を見るTwitterで画像を見るTwitterで画像を見るTwitterで画像を見る
 
 
元の記事を読む *外部サイトへリンクいたします。
totop