2015.08.10

特別展「和くらし大好き!集まれ 女匠展」でのきものショーの様子

8月7日の金曜日に青山スクエアにて、

きものショー「きもので闊歩」が行われました!

 

普段は着物の作り手である女性伝統工芸士たちが、

自分で作った着物を身にまとい、

それぞれの思いを語っていました。

 

今回はその一部をご紹介いたします。

 

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東京染小紋の岩下江美佳さん
自身のブランド「粋凛香 SUI-RIN.KA」で着物や帯を制作しています。

「着物は型にはまらず自由に着るのがベストですが、

それは基本を完全にマスターしてからの話で、

始めは型にはまった着方をした方が後々自分らしい着方をすることが出来るようになります」

とおっしゃっていて、

聞いていたお客さん達も「なるほど~」と感心していました。

 

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中田屋織物の後継者 中島律子さん
重要無形文化財技術指定の越後上布などを制作しています。

今回は作務衣姿で登場した中島さん。

 

司会に「着物文化が低迷してきている現状をどう思いますか?」と聞かれ、

「私はただしっかりとしたものを作り続けるだけです。

自分がちゃんとしたものを作り続けて足元をしっかりと固めていれば、

この着物文化は無くならないと信じています」

 

と職人気質な回答をされていて、

職人の真面目さを垣間見る瞬間でした。

 

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東京手描友禅の大地佐和子さん(左)と町田久美子さん(中央)
二人とも工房を構えているが町田さんは店舗でも制作をしています。

お二人は着物を広めるためにも、

まずは自分が着ることを心がけているそうです。

 

また、着物はおしゃれツールの一つであり、

着物を身にまとうと自然と女らしいしぐさになるのでぜひ試してほしいとおっしゃっておりました。

 

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上田紬の小岩井カリナさん
小岩井紬工房で上田紬の制作に携わっています。

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トーク中にはこんな姿も披露してくださいました。
※カッポレを踊っているところです。

本人は毎日着物を身に着けているわけではないそうですが、

祖母はほとんど毎日着物を着ていたと、

楽しそうにお話をされていました。

 

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岡田ゆにさん
作り手ではありませんが着物を広める女性として登場しました。

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寒い冬などは着物の上に羽織をつけたり、
身軽に動きたいときにはサルエルパンツをはいたりしているそうです。

去年の8月に着物の魅力にとりつかれてから、

毎日着物を着るようになったとのこと。

 

着物を着ることで、

これまで話をしなかった年代の人とも会話をするようになり、

コミュニケーションツールとしても役立っているそうです。

 

始めの一年は基本的な着方のみをしてきたそうですが、

これからは自分らしいき方にも挑戦していきたいと、

着物の良さを語っていました。

 

その他、今回は男性の着物の紹介も・・・。

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名古屋で着物の染めを行っている武田さん。

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東京で着物を人に勧めている木村さん。

 

女性の着物も男性の着物もとても素敵でした。

 

もし箪笥に着物が眠っているなら、

たまには出して着てみると新たな発見があるかもしれません。

 

青山スクエアでは伝統工芸士や職人によるトークショーなど、

こういったイベントを行っておりますので、

お時間のある時にはぜひお立ち寄りください。

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