技術・技法
1
次の技術又は技法により製織されたかすり織物とすること。
(1)
先染めの平織りとすること。
(2)
よこ糸の打ち込みには、「手投杼」を用いること。
2
かすり糸の染色法は、「手くくり」又は「手摺り込み」によること。
工芸品名 | 八重山上布 |
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よみがな | やえやまじょうふ |
工芸品の分類 | 織物 |
主な製品 | 着物地、帯、タペストリー、のれん |
主要製造地域 | 石垣市、八重山郡竹富町 |
指定年月日 | 平成1年4月11日 |
石垣市織物事業協同組合
〒907-0004
沖縄県石垣市字登野城783-2
TEL:098-082-5200
FAX:098-082-5200
図柄は他の沖縄織物と同じ琉球絣を用います。緯糸は手紡(つむ)ぎの苧麻(ちょま)で織られ、植物染料で染められ、手織りで生産されているので、微妙に色彩等が異なり、一つとして同じものはありません。また肌触りが良く、涼しげで夏用の着物として最適です。
糸は年に数回取れる苧麻の手紡ぎ糸を用い、染めは全国的にも知られる手括(くく)りの技法に加え、石垣島が北限と言われる紅露(クール)と呼ばれる植物染料を使い、捺染(なっせん)による染色も行われています。最後に海水に5時間ほどさらして仕上げます。