技術・技法
1
糸染めは、「丸染め」、「絞り染め」又は「ぼかし染め」によること。
2
組みあげには、高台(「重打台」を含む。以下同じ。)、丸台、角台、綾竹台又は内記台を用いること。
(1)
高台又は綾竹台を用いる場合において、「打ち込み」には、「箆」を用いること。
(2)
高台を用いて組模様を組み出す場合には、「綾取り」によること。
工芸品名 | 伊賀くみひも |
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よみがな | いがくみひも |
工芸品の分類 | その他繊維製品 |
主な製品 | 帯締め、羽織紐、ネクタイ |
主要製造地域 | 伊賀市、名張市 |
指定年月日 | 昭和51年12月15日 |
三重県組紐協同組合
〒518-0873
三重県伊賀市上野丸之内116-2
伊賀伝統伝承館
TEL:0595-23-8038
FAX:0595-24-1015
■映像
手技TEWAZA「伊賀くみひも」
美しく染め上げられた絹糸、その一筋一筋が交わり合い、くみひも独特の風合いと味わいを作り出します。その技法は古来より伝えられてきたものです。
糸を量りにかけ、例えば帯締めの場合は、作ろうとする紐の本数分の糸を重さで分けます。くみひものデザインにより色見本に忠実に染め糸繰りします。その糸を経尺枠に巻取ります。経尺枠の外周は5尺(約150センチ)、帯締め一本分は8尺5寸(約250センチ)ですからこれで丈の本数を整えます。八丁という「撚(よ)りかけ車」で撚(よ)りをかけ、角台(組み上げ用)、丸台(組み下げ用)、綾竹台(平紐用)、高台(高級な紐用)等の台を用いて組み上げます。