技術・技法
1
糸染めは、「無地染め」、「締切り染め」又は「ぼかし染め」によること。
2
組みあげには、丸台、角台、高台、籠打台、綾竹台又は内記台を用いること。
(1)
高台又は綾竹台を用いる場合において、「打ち込み」には、「箆」を用いること。
(2)
高台を用いて組模様を組み出す場合には、「綾取り」によること。
(3)
籠打台を用いる場合において、使用する組糸は、「水張り」をしたより糸とすること。
工芸品名 | 京くみひも |
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よみがな | きょうくみひも |
工芸品の分類 | その他繊維製品 |
主な製品 | 和装飾用、帯締め、羽織紐(ひも)、和洋服飾品 |
主要製造地域 | 京都市、宇治市 |
指定年月日 | 昭和51年12月15日 |
くみひもは千年以上も前から利用されており、神社や寺、衣服、鎧兜、刀の下緒等あらゆるものに使われています。用途に応じた組み方があり、その数は3,500種類にも及んでいます。明治時代以後は和装小物の帯締めとして使われてきました。
京くみひもは、糸割り、糸合わせ、経尺等の準備工程、組工程、房付け、湯のし等の工程を経て仕上げられます。主要工程である組工程では、丸台、角台、高台、籠打台、綾竹台、内記台を用いて手作業によって組み上げられます。