技術・技法
1
「木地」の構造は、「ほぞ組み」による組立式であること。
2
宮殿造りは、「肘木桝組み」によること。
3
欄間の彫刻は、「篭彫り」、「欠き彫り」又は「寄木彫り」によること。
4
塗装は、精製漆の手塗りとすること。
5
蒔絵及び金箔押しをすること。この場合において、「段金物」(宮殿柱用を除く。)にあっては、高蒔絵によること。
6
戸に使用する金具の着色は、硫酸銅及び酢酸銅を用いて「宣徳仕上げ」をすること。
工芸品名 | 大阪仏壇 |
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よみがな | おおさかぶつだん |
工芸品の分類 | 仏壇・仏具 |
主な製品 | 仏壇 |
主要製造地域 | 大阪市、八尾市、東大阪市、堺市、岸和田市他 |
指定年月日 | 昭和57年11月1日 |
大阪宗教用具商工協同組合
〒587-0062
大阪府堺市美原区太井355
不動堂(株)内
TEL:072-363-2160
FAX:072-363-2170
大阪仏壇は各宗派用にそれぞれ違った型の仏壇を製作しています。また、内部上段の前面には、高蒔絵(たかまきえ)の技法により段金具を打ち付けたように見せ、金具による木地の損傷を防ぐ工夫を凝らしています。 金箔を押した柱や彫刻の表面には優美な彩色を施しています。この他、扉前面の飾り金具八双(はっそう)に各宗派の違いを出しているのが特徴です。
大阪仏壇は、マツ・スギ・ヒノキ等の木材を用いて、漆塗、箔置きした仏壇で、11の工程を分業して製作されます。木地・宮殿(くうでん)・須弥檀(しゅみだん)・飾り金具等に各宗派の違いを反映させています。