技術・技法
1
「木地」の構造は、「ほぞ組み」による組立式であること。
2
宮殿造りは、「桝組み」によること。
3
塗装は、精製漆の手塗りとすること。
4
蒔絵及び金箔押しをすること。
工芸品名 | 広島仏壇 |
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よみがな | ひろしまぶつだん |
工芸品の分類 | 仏壇・仏具 |
主な製品 | 金仏壇 |
主要製造地域 | 広島市、三原市、福山市、府中市、三次市他 |
指定年月日 | 昭和53年2月6日 |
広島宗教用具商工協同組合
〒730-0033
広島県広島市中区堀川町2-16
(株)三村松 内
TEL:082-243-5321
FAX:082-246-0440
広島仏壇は下地材料として、広島名産である牡蠣(かき)の殻を細かく砕いたものを使用した胡粉下地(ごふんしたじ)を使います。上塗りの「立て塗」の技術には定評があり、金箔押しの技術にも優れています。形式は大阪型と似ています。
製作工程は、分業です。木地部門、宮殿(くうでん)部門、彫刻部門、金具部門、蒔絵部門、漆塗部門の各職に分かれています。木地部門は、原材料に、スギ、マツ、ヒノキまたは、これらと同等の材料を用い、ほぞ組みによる組立式で作ります。宮殿部門は、ます組みによって作ります。漆塗部門は、下地から上塗り、そして金箔押しまでを担当します。各部門で作られたものを仕立てて、一本の仏壇にします。