技術・技法
1
原皮は、「凍皮」及び「雪ざらし」をすること。
2
抄紙は、次の技術又は技法によること。
(1)
「流し漉き」によること。
(2)
簀は、竹製のものを用いること。
(3)
「ねり」は、トロロアオイを用いること。
3
乾燥は、「板干し」又は「鉄板乾燥」によること。
工芸品名 | 内山紙 |
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よみがな | うちやまがみ |
工芸品の分類 | 和紙 |
主な製品 | 障子紙、永年保存用紙、加工書道用紙、紙加工品、一〆張り |
主要製造地域 | 飯山市、下高井郡野沢温泉村、下水内郡栄村 |
指定年月日 | 昭和51年6月2日 |
内山紙協同組合
〒389-2322
長野県飯山市大字瑞穂6385
TEL:0269-65-2511
FAX:0269-65-2601
原料はすべて和紙原料の中で最も強くしなやかなコウゾを使用し、パルプは使用していません。コウゾ100%の紙は強靱で、通気性、保湿力に優れています。日に焼けず、強靱で長持ちするため障子紙としては最適です。また、長期間にわたって保存するための紙としても優れています。
コウゾの原木から内山紙が出来るまでには20~25くらいの工程があります。良質な内山紙を作るためには原料の下準備、紙漉き、乾燥の工程が大事です。とくに紙漉き作業は紙の良し悪しを決める大切な作業です。「流し漉き」は、手の切れるような冷たい水の中で少しも手を止めることなく、常に前後左右に動かし続け、紙の表情を作ります。漉きやすくするための水作りも大切です。