2019.09.26
TOKYO職人展「江戸木目込人形」のミニセミナーが行われました!
青山スクエアにて開催中の特別展「TOKYO職人展」より、9月25日15時より江戸木目込人形の作り手である松崎篤さんのミニセミナー(トークショー)が行われました。
元々は京都に由来があり、京都上賀茂神社へ奉納する箱を作る職人が、その残りの木片を使って人形を作ったのが始まりとされており、これが江戸へ伝わり独自の発展を遂げ、江戸木目込人形となったとのこと。
また、衣裳着人形と木目込人形の着せ付け・木目込前の胴体部分を手に、それぞれの人形の特徴や作成方法についてご説明くださいました。
衣裳着人形は人形とは別に衣裳を作りそれを着付けたもので、十二単などいわゆるお雛様のような人形で、細面で雅なお顔のものが多く、
木目込人形は原型があるので人形の形がしっかりしており、寝そべった姿のものなど独創性が生まれやすく、職人の造形技術がいかしやすい。衣裳着人形に比べるとかわいらしい、ぽっちゃりしたものが多いそうです。
松崎篤さんが制作実演されていた木目込人形のサイには、そういった木目込人形の特徴がいかされており、伝統と新しさに溢れた素晴らしい作品でした!
青山スクエアにて開催中の特別展「TOKYO職人展」は本日9月26日までの開催となります。ぜひ実物をご覧くださいね。