技術・技法
1
「木地」の構造は、「ほぞ組み」による組立式であること。
2
なげしは、「直線なげし」又は「かぶとなげし」とすること。
3
障子は、「通し障子」又は「花頭障子」とすること。
4
台は、「みつまくり」を備えたものとすること。
5
宮殿造りは、「肘木桝組み」によること。
6
塗装は、精製漆の手塗りとし、「木目出し塗り」にあっては、「ろいろ仕上げ」をすること。
7
蒔絵及び金箔押しをすること。
工芸品名 | 名古屋仏壇 |
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よみがな | なごやぶつだん |
工芸品の分類 | 仏壇・仏具 |
主な製品 | 仏壇 |
主要製造地域 | 名古屋市、岡崎市、一宮市、瀬戸市、半田市他 |
指定年月日 | 昭和51年12月15日 |
名古屋仏壇商工協同組合
〒460-0016
愛知県名古屋市中区橘1-6-5
大野屋ビル
TEL:052-321-5608
FAX:052-322-6779
名古屋仏壇には各宗派にあったそれぞれの様式があります。優美な浄土を具現したものや禅風を感じさせる落ちついた作品等、その技術の確かさを誇っています。また、高台という台の部分の中等に、用具一式が収納できる合理性は名古屋仏壇の特徴です。
木地師(きじし)、荘厳師(しょうごんし)、彫刻師、内外飾金具師(ないがいかざりかなぐし)、塗師(ぬし)、蒔絵師、箔押師(はくおしし)等八職(はつしょく)と称する専門職が各部をそれぞれ担当して作り、ほぞ組によって組立てられます。細部にわたって行き届いた技法が駆使されています。分解、部分補修、「お洗濯」と称する再生が可能です。