2020/06/01(月)〜2020/06/25(木)
新指定おひろめ展 – 行田足袋、江戸押絵、浪華本染め –
令和元年に新たに「浪華本染め」「行田足袋」「江戸押絵」の3品目が追加され、経済産業大臣が指定する「伝統的工芸品」は全国に235品目となりました。今回は新たに追加された3品目のおひろめ展となります。
江戸押絵
江戸押絵は、江戸時代より「歳の市」が行われる浅草周辺で多く生産され、関東大震災や戦災による疎開などのために現在は生産者が近県にもいます。かつては江戸三座といわれる芝居小屋が浅草にあり、歌舞伎の着物、装束、風俗などを題材に、日本画の画法も交えながら発展し現在に至っています。現在の江戸押絵は羽子板、肖像画、額装、また、屏風や団扇などの装飾にも使われています。
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浪華本染め
浪華本染めは、模様手拭を量産化する目的で、明治時代に大阪で開発された日本固有の染色法です。一般に注染と呼ばれており、繊細な図柄や鮮明な発色が特徴で、この染色法を応用したゆかたが評判を呼び全国に広まりました。差し分けやぼかしなどの技法を用いて表裏両面から染めるので、風合いのある染め上がりになります。現在は、手ぬぐい、ゆかたのほか、日傘やアロハシャツ、コースターなど各種日用品に用途は広がっています。
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行田足袋
埼玉県行田市において生産される行田足袋は、江戸時代の中頃から特産品としてその名が知られるようになり、江戸や東北地方にも出荷されました。明治時代後半にミシンが導入されると生産量が増加し、行田は全国一の足袋の産地となりました。現在まで長い伝統を保持し、和装文化に欠かせないアイテムとなっています。
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開館時間は 11:00~18:00 となります。
※急遽変更になる場合がございます。その際は お知らせ にてご案内いたしますので、最新情報をご確認の上お越しください。